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アルフレッサとヤマト、調剤薬局向け在宅医療支援サービスを共同開発

アルフレッサとヤマト、調剤薬局向け在宅医療支援サービスを共同開発

 

アルフレッサ株式会社とヤマト運輸株式会社が、今後の医療提供体制への対応や労働力不足などの社会課題への対応を共同で検討するための「医薬品流通研究会」を2019年1月に開始し、その最初の成果として「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」を共同開発したことを発表しました。
調剤薬局は在宅医療において栄養食品、医療材料・衛生材料、介護用品の提供などを果たすことを求められていますが、提供できる商品アイテム数を増やすには調剤薬局店舗の在庫スペースの問題などがあります。 今回発表されたのは、クラウド型のITシステムをベースに構築された調剤薬局向けの専用サービスです。在宅医療を受けている患者に必要な商品を、薬剤師がタブレットなどを用いアルフレッサに発注すると、商品がヤマト運輸に出荷され、後日ご自宅など患者様の希望する場所へお届けするとのことです。 本サービスを利用すれば、調剤薬局は医療用医薬品以外の商品を店舗に在庫を抱えることなく提供できるようになり、従来以上に地域医療へ貢献することが期待できそうです。

参考:アルフレッサ株式会社とヤマト運輸株式会社による「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」の共同開発について(2019/9/26)
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/pressrelease/2019/news_190926.html

 

在宅医療のニーズは年々高まってきており、在宅訪問を始めている薬局も多いと思います。
在宅医療を受けておられる患者さんは、ご自身で外出することが難しいため、医療材料、介護用品などを購入したい場合、現時点では薬剤師が自店で用意し持参するか、ヘルパーさんに買ってきてもらっている方が多いのではないでしょうか。
今回のシステムの普及が普及すれば、薬剤師だけでなく、介護ヘルパーの業務負担を減らすことができるため、介護業界の慢性的な人材不足を解決する一助になるかもしれません。
今後、アルフレッサが営業窓口となり、全国の調剤薬局へご紹介していくとのことで、今後の動きにも注目していきたいですね。

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