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新型コロナウイルスにインフルエンザ治療薬と抗HIV薬の混合投与が有効か

新型コロナウイルスにインフルエンザ治療薬と抗HIV薬の混合投与が有効か

 

タイの首都バンコクのラーチャウィティ病院の医師らは、新型コロナウイルスに感染した重症患者にインフルエンザ治療薬「オセルタミビル」と抗HIV薬「ロピナビル」「リトナビル」の配合剤の混合投与したところ症状の改善が見られると発表しました。
これらを患者に投与した後の48時間で、中国・武漢出身の70歳の女性を含む複数の患者に症状の改善が見られたといいます。
今回の治療法が標準的治療法になり得ると結論付けるにはさらなる検証が必要とのことですが、中国保健当局はすでにインフルエンザ治療薬と抗HIV薬の混合投与を新型コロナウイルス患者の治療に採用しているとのことです。

参考: 新型肺炎、インフル治療薬と抗HIV薬の混合投与が有効か=タイ医師(REUTERS 2020/2/3)
https://jp.reuters.com/article/china-health-thailand-idJPKBN1ZX059

 

新型コロナウイルスにインフルエンザ治療薬と抗HIV薬が効果を示したとは驚きですね。
コロナウイルスはインフルエンザウイルスとHIVウイルスと同様にエンベロープをもつRNAウイルスに分類され、そう遠くない関係なので、薬が効果を表したのかもしれません。
新型コロナウイルス罹患者や死者は日に日に増加しており、有効な治療法の確立が急務です。今回の発見のように既存の薬で治療法が確立できれば、流行の封じ込めが早く実現できるかもしれません。
今回の治療法の有効性が認められ、治療法として確立されると良いですね。
今後の報道にも注目です。

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