「ドラッグステーション」は今年8月湯山製作所から発売予定の自動薬剤ピッキング装置です。クオールは開発プロセスに協力したことにより、5月2日からクオール薬局恵比寿店に第1号機を導入しました。続けて日本調剤も日本調剤三田薬局に、次世代の薬局運営に向けた調剤業務の効率化についての実証実験のため5月30日に導入を予定しています。
ドラッグステーションは全ての医薬品をバーコード情報で管理することにより、処方箋の内容に基づく集薬業務を自動化し、医薬品の入庫業務を大幅に効率化します。
また、集薬した医薬品の形状をカメラで確認し、形状から錠数を判断するとともに、計数重量監査も行うため、正確性を飛躍的に向上させるとのことです。
薬局のかかりつけ化・後発医薬品の使用促進により、今まで以上に幅広い医薬品を取り扱う必要が出てきていますが、調剤機器を利用し、安全性を高く維持しつつ効率的に業務を進めることは、患者の安全な服薬や、待ち時間の短縮につながります。
参考:
クオール/自動薬剤ピッキング装置「ドラッグステーション」導入(流通ニュース2020/5/1)
https://www.ryutsuu.biz/strategy/m050111.html
日本調剤 最新機器「ドラッグステーション」導入による次世代の薬局運営に向けた調剤業務の効率化に関する実証実験開始~薬剤師の専門性や職能を患者さまへのきめ細かい対応に発揮するための基盤づくり~(PR TIMES 2020/5/7)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000013551.html
今年8月に湯山製作所から発売予定のドラッグステーションをクオールと日本調剤が先駆けて導入することが決まりました。
ドラッグステーションは医薬品の入庫業務も効率化できるとのことです。確かに入庫作業もかなり時間を取られるので、こちらの作業も機械化できればかなり業務量が減らせると思われます。さらに、ピッキング業務時はカメラでの確認と計数重量監査も行ってくれるとのことで、薬剤師側の安心感もかなり大きいですね。
確かに、かかりつけ化や後発医薬品の普及で、患者様それぞれの薬を備蓄する必要が出てきており、薬局の業務は複雑化してきています。調剤機器を利用し自動化を進めていくことが、今後求められていく薬局ビジョンを実現していくのには必要と言えそうです。
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