三大夏風邪のひとつ、「手足口病」の患者数は国立感染症研究所によると7月14日までの1週間で1医療機関あたり12.64人(前週は9.79人)に達し、過去10年で最大となっています。さらに梅雨が明けると同じ三大夏風邪の「ヘルパンギーナ」と「プール熱」も感染拡大が予想されます。
エアコンを利用すると室内外の温度差が大きくなり、自律神経が乱れて免疫力も低下し、夏風邪に感染しやすくなるというのです。
手足口病は手・足・口内に水泡ができます。プール熱(咽頭結膜熱)はプールで感染することが多く、ノドと目に症状が出ます。ヘルパンギーナは病名が『水泡』(ヘルペス)と『喉の炎症』(アンギーナ)から来ているように、ノドの奥にできる口内炎が主な症状です。
三大夏風邪の感染者は9割以上が乳幼児ですが、まれに大人も感染します。子どもの場合は軽い症状ですんでも、大人は症状が重くなることがあります。
夏風邪を予防するにはエアコンを適温にして体を冷やしすぎないこと、うがい手洗いの徹底が重要です。
参考:梅雨明けで「手足口病」など三大夏風邪が急増!?(2019/07/25 ウェザーニュース)
https://weathernews.jp/s/topics/201907/230115/
手足口病が猛威をふるっています。過去最悪のペースで患者数が増えており、流行は8月も続く見通しだそうです。
三大夏風邪は唾液や便の中のウイルスに手と口を介して感染します。感染拡大を防ぐには手洗いはもちろんのこと、おもちゃの共有にも注意しなくてはなりません。薬局内におもちゃを置いている場合はこまめに消毒するようにしましょう。
また夏風邪は子供の病気と思われがちですが、大人が感染することもあります。オムツ替えの後に手洗いを必ず行うよう、母親への指導を行うことも重要です。
これ以上の感染拡大を防ぐために、投薬時に薬剤師からも予防方法について指導していきましょう。今後の経過にも注目していきたいですね。