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現役薬剤師が指南!怖いお局がいたらどうする?!お局対策マニュアル

現役薬剤師が指南!怖いお局がいたらどうする?!お局対策マニュアル

仕事をする上での悩みの一つに「人間関係」と挙げる人は多いはずです。
特に、女性が多い薬剤師の職場ではお局様との関係性に悩む方が多いのではないでしょうか?
薬剤師の仕事はチームワークが重視されるため、円滑な人間関係を築いておくことはとても重要になります。
そこで今回は、現役薬剤師であるナナが、職場にお局薬剤師がいたときの対応策について「事前対策」「お局対応策」「報告・解決の段取り」に分けてお伝えしていきます。

入社前の事前対策

① コンサルタントに相談する
人材紹介会社を利用して転職する場合は、職場にいる従業員の方の性別、年齢層をコンサルタントに調べてもらいます。お局薬剤師がいるか、万一、いた場合はその薬剤師のせいで退職者が多いというような情報があるかどうか聞きましょう。

② 大手調剤薬局など大企業に入社する
中小企業よりも大手企業を選ぶと良いでしょう。
例えば、大手調剤薬局の場合、新卒採用枠が多いため、中小規模の調剤薬局と比較すると年齢の若い薬剤師が多い傾向です。一方、中小規模の調剤薬局は大手調剤薬局と比較すると、薬剤師の年齢層が高い傾向にあります。
あくまでも店舗にもよりますが、大手企業に入社しておく方がお局薬剤師に出くわす確率は低いかもしれません。

③ 人数の多い店舗に勤務する
たとえ店舗内にお局薬剤師がいたとしても、従業員の人数が多ければ接触する機会も少ないので、自身への負担が減ります。そして何か人間関係で悩むことがあった場合も、人数の多い店舗にいる方が相談できる人を見つけやすいと言えます。

④ 男性薬剤師や男性スタッフがいる店舗を選ぶ
あくまでも個人的な主観ではありますが、職場に男性薬剤師や男性スタッフがいるかいないかで、お局薬剤師の態度に違いが出ます。職場に男性がいる方がお局薬剤師の態度が優しくなる場合が多いので、男性がいる職場を選ぶと良いかもしれません。
たとえお局薬剤師にいじめられたとしても、職場に男性薬剤師がいる場合、相談することができるので安心です。

⑤ 異動できる店舗がある企業に入社する
怖いお局薬剤師がいて、どうしても解決策が見出せない場合、最終的には異動という手段を取れるようにしておくのも一つの手だと言えます。そのためには、自分が通勤できる範囲内に異動できる店舗があることが条件となるでしょう。さらに、自分が通勤できる範囲内に複数店舗があると安心です。

では、事前準備をしたのにも関わらず、いざ入社したところ怖いお局薬剤師に遭遇してしまった場合は、どんな対応をとれば良いでしょうか?
ここからは具体的に対応策を挙げていきたいと思います。

お局対応策

① 「〜先生」と呼ぶ
お局薬剤師はプライドが高い人が多いので、「〜さん」と呼ぶより「〜先生」と呼ばれる方を好む傾向があります。「〜先生」と呼ぶと自然に敬いの気持ちの表明になりますので、お局薬剤師も快く思ってくれるはずです。

② 自分のプライベートをあまり話さないようにする
お局薬剤師に良く思われるためには、自分のプライベートはあまり話しすぎない方が良いかもしれません。充実したプライベートを話すことにより、妬まれてしまう可能性があります。

③ お局がやりたがらない仕事を積極的にやる
お局がやりたがらない仕事を積極的にやったり、店舗の掃除などを積極的に行ったりすると印象良く写るでしょう。

ここまで、色々な対応策をみてきましたが、やってみてもうまくいかなかった、もう一緒に働くなんて無理…そうなった場合の段取りについてみていきたいと思います。あまり我慢しすぎるのも仕事に集中できず、自分自身のメンタルや体にも良くないので、早めに手を打つことも大切です。

報告・解決の段取り

① されたことを整理する
言われたことや、されたことを整理しておきましょう。日時などもメモしておくとより良いでしょう。

② 薬局長または、企業の本部やパワハラ窓口に相談する
① で整理しておいたことをもとに上長に相談しましょう。
まずは薬局長へ相談することになりますが、薬局長自身がお局の場合や薬局長に相談しづらい場合は企業の本部やパワハラ窓口に相談してみましょう。

③上長の対応を待つ
上長が何らかの対応をしてくれはずですので、それに従いましょう。万一、なにも対応してくれない場合は、以下の選択肢を考えてみてください。

店舗異動を申し出る
店舗異動希望を出しましょう。長い間悩んでいても、良いことはありません。自分のためにも早く手を打ちましょう。事前対策の⑤で店舗異動ができる企業を選んでおいたことがここで役に立ちます。

・思い切って転職する
転職をして、職場環境を一新してみましょう。
次の職場でまたお局薬剤師に出くわすことのないよう、対策は必ずとるようにしましょう。冒頭で挙げた事前対策を参考に転職先を検討してみましょう。


今回は怖いお局対処法についてみてきました。お局薬剤師に振り回されて、仕事に集中できないという状況は自分の成長のためにも良くないだけでなく、職場の雰囲気が悪くなり、患者様にも迷惑をかけてしまう可能性があります。
我慢しすぎず、早めに対処して気持ちよく働ける職場を自分自身で模索していきましょう。

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