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薬剤師にとって働きやすいのはどっち?!平日休みvs土日休み

薬剤師にとって働きやすいのはどっち?!平日休みvs土日休み

転職先を選ぶにあたり、お休みの日がいつなのかは重要なポイントですね。
薬剤師の場合、土日休みではなく平日休みの求人も多く、休みの取り方で職場を選ぶことも可能です。それゆえ平日休みと土日休みについて、どちらにしようか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、薬剤師にとっての平日休みと土日休みのメリット、デメリットをあげて比較していきます。

平日休みと土日休みどちらが多い?

まずは基礎知識として土日休みの人と平日休みの人の割合を見ていきましょう。
2015年の国民生活時間調査によると、平日に仕事をしている有職者の率(行為者率)は88%、土曜に仕事をしている有職者は55%、日曜は37%となっています。

参照:
https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20160217_1.pdf (2015年国民生活時間調査/NHK放送文化研究所)

世間的には土日休みの人が大半といえそうです。
薬剤師の場合は、データこそありませんが、業務形態を考えると土日休みの方が少ないようにも感じられます。
薬剤師の転職サイトで求人をみてみても、土日休みの求人は少ない印象です。

【平日休み】【土日休み】【平日1日+日曜日】薬剤師にとってのそれぞれのメリット・デメリット

【平日休み】
メリット
・お休みの日に出かける場合、多くの場所が空いている
あえて説明する必要はないことですが、行楽施設、ショッピング施設ともに土日より平日の方が空いているので、どこに出かけても快適に過ごせる可能性が高いです。

・公共施設を利用しやすい
病院、役所、銀行などは土日休みの場合が多いので、平日にお休みがあればわざわざ有給休暇を取得することなく利用できます。

・平日独自の割引を行なっている行楽施設がある
例えば映画館などのレディースデイなどは平日に設定されています。平日休みですと、レディースデイなども利用でき、お得に施設を利用できます。
また、旅行に行く際、平日は、土日よりも安価で利用できる施設が多くあるので、金銭的メリットが感じられます。

・開放感を感じられる
多くの人が仕事をしている日にお休みという開放感を味わえます。

デメリット
・友人と休みが合わない
土日休みの友人と休みが合わないため、予定を合わせづらく、ひとによっては友人と疎遠になってしまうことも。ただし、薬剤師職の友人が多い場合はそこまで問題はないかもしれません。

・子供と休みが合わない
学校に通う子供がいる場合、学校も土日休みが多いため休みが合わず、家族で過ごす時間が減ってしまう可能性があります。

・3連休など世間の連休の時に虚しさを感じる
3連休などの土曜日も仕事になるので、ニュースなどで3連休の話題を見ていると、虚しさを感じることがあるかもしれません。

【土日休み】
メリット
・土日休みの友人と予定が合わせやすい
・家族の時間を長くとれる
学校に通う子供がいる場合、子供の休みと同じなので、家族で過ごす時間を長くとれます。
・イベントに参加しやすい
イベントは土日に催される場合が多いはずです。土日休みの場合、有給休暇をとらなくても参加することができます。

デメリット
・休みの日に出かけると、どこでも混んでいる
・公共の施設を利用しづらい
病院、役所、銀行などは土日休みのことが多いので、利用したい場合は有給休暇を取得する必要がでてきてしまいます

【平日1日+日曜日】
メリット
・自分の予定と人の予定、どちらもいいとこ取り
友人との予定は日曜日、一人で済む買い物などの用事は空いている平日にという形で調整できるので、その点ではいいとこ取りといえるでしょう

デメリット
・旅行にいく際、有給休暇を取得する必要がある
平日1日+日曜日と休みが離れているため、1泊2日の旅行に行きたいときも有給休暇の使用が必要となる(日曜日+月曜日休みの場合は例外)

・連休ではないので、人によっては休んだ気になれない
連休ではないため、人によっては休んだ気にならないという方もいらっしゃるかもしれません。ただし、リズムさえつかめば問題ないという声もあります。

さて、ここまで平日休みと土日休みのメリット、デメリットをみてきました。皆さんはどちらが良いでしょうか?
ここからは平日休みと土日休みの求人の特徴についてみていきます。

平日休みと土日休み、それぞれどんな求人が多い?

<平日休み>
平日休みの求人は、ドラッグストアやドラッグストア内の調剤薬局など、土日も開局している会社に多く存在します。
また、薬局の立地によっては土曜日の午後や日曜日は処方箋枚数が少なくなるので、月に何回かは土曜日・日曜日のお休みを取得できる場合もあります。そして日曜日・祝日の勤務は時給が高くなる職場もありますので、パートとして働いている薬剤師さんにとっては金銭的メリットが大きいでしょう。

<土日休み>
土日休みの求人は総合病院前などの薬局に多く存在します。総合病院前は抗がん剤など処方内容が高度なものが多く、様々なハイリスク薬を取り扱うことになるので、検討する場合はその点も確認しておきましょう。

<平日1日+日曜日>
クリニックの門前薬局に多い求人です。理由としては、クリニックは水曜日or木曜日+日曜日が休みで、土曜日は午前中のみという診療スケジュールのところが多くあるからです。

ここまで平日休み、土日休みのメリット・デメリット、求人の特徴などを見てきました。
皆さんはどのタイプの職場が良いでしょうか?ワークライフバランスをとるためにもお休みの取り方は重要です。
それぞれのメリット・デメリットを比較して、自分の希望に合う転職先を見つけてください。

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